カテゴリ:同人誌 |
いや、今回直参352スペースという、ショタ系では過去最大規模のサークル数だったので、老舗のショタケより、今やスクラッチの方が大手と言ったほうが良いでしょう。
当日は物凄い混雑……のはずなんですが、大展示ホールで余裕の配置だった上、スタッフの行列整理も一般参加者の自己配列も手馴れたもの。全く問題なく、すいすい即売が進められていきました。特に、行列ができても必ずココはスペースを空けることを義務づけた“バツゾーン”の配置はお見事。参加者の行き交いは潤滑でした。
今ショタ同人で流行っている版権ものは「イナズマイレブン」と「サマーウォーズ」。特にSWはカズマきゅんの萌え上がりようは凄まじく、ショタ野郎も腐女子も入り乱れる、劇場単発モノとしては過去に無い盛り上がりよう。イナイレとSWのジャンル隆盛により、ボーカロイド(レン、カイト)の影が薄くなっていました。
一方オリジナルのトレンドを挙げると、ショタ黎明期では面妖ロリロリ女装少年や腐女子BLが多かったのですが、今はゲイ系のホモショタとケモノの勢力が強いです。
ショタケ初期に「男性向けショタジャンルは我々が開拓した」とタコな発言で尊大ぶってた美少女系出身の某大手作家陣はたちまち居場所を失い、今では見る影も無く姿を消しています。
そして一泊した翌日、東京ビッグサイト開催のコミックシティスパークにも行ってきちゃいましたよ。お目当てはサマーウォーズ、イナズマイレブン、レジェンズのプチオンリー。
特にイナイレの盛り上がりは壮絶でした。その3ブロックだけコミケ並の混雑率で、一度詰まったら脱出が大変。
カップリングの傾向も何だかカオスでしたねー。《土門×一之瀬》スペースが続いたかと思えば、その次は《松野×半田》が。あれ?この前のオンリーでは《松野×影野》がデフォカプじゃなかったっけ。《円堂×風丸》は思ったほど多くないし、それどころか《二階堂×豪炎寺》に行列が。二階堂監督ってアニメで1回しか登場しなかったのに(笑)。そんなにジャージ姿の若い大人コーチとのカプに萌えるか。おそるべし腐女子。はたまた《景山総帥×鬼道》なんてのもあったぞ。他にも帝国学園カプとか野生中カプとか、あげてゆくとキリがない……。
イナイレには定番カプが存在しない…というか、準主役レギュラーも名敵役も潔く使い捨てする超サイクルのホビーアニメ本編のレギュラーキャラが激しく入れ替わってるから、ひとつのキャラやカプに拘泥しているとどんどん置いてかれる感じ。腐女子のみなさんは派閥を作ってるいとまが無さそう。
C翼・★矢・トルーパーの頃は、カプの異なる派閥同士での不毛な争いが絶えませんでした。例えば本の惨殺体・カミソリ・石の送りあい、とか。
旦那(嫁)にしてるキャラが死んだからって作者に不幸の手紙や出版社に嫌がらせ電話、とか。
「せーの、○○カプなんて信じられなーい!大っ嫌ーい!!」とイベント中に合唱するヲタク少女、とか。
色々奇行愚行が漏れ伝われて来てたんですが、今ではそういうの大分少なくなってきたようです。マナーが確立してきたのでしょう。
また内容も昔のやおい本と変わってきてますね。かつてはエゲつない恋愛相関図をしつこく冒頭にびっしり書き込んで、乙女な総受けキャラを攻めキャラ全員に嫉妬深く争奪させて腐女子脳内ウットリ……というのがパターンだったのですが、“いまどきそんなの描くのは厨房ぐらいよフフ……”とばかりに、ぐっしょり濃厚なセーキ描写もからめた激情的で濃厚な昼メロハードエロ、というフォーマットが定番となっているようです。
ところで、同人誌の値段の相場。いくらかと申しますと、若干高い見積りになりますが、
【B5だとページ数×10、表紙フルカラーなら+100円】
もちろん下書きラフではなく完全原稿。こんな感じです。
しかし、放映中アニメの18禁エロ絵を鉛筆ラフで殴り描きで、B5サイズの12ページとか8ページを会場製本して周りに迷惑かけながら時限販売。1冊400円(!)というサークルもごく一部に。
ラクガキ数枚の本がこの値段。表紙に厚紙なんかつけてないから鞄に入れる際はしぱくちゃにならないよう気を遣うし、製本テープによる背張りもないのでステープラー針剥き出し。しかも非フラットホチキス。コレよそさまの本のフルカラ表紙にひっかき傷が付くのよね。
でも放映始まったばかりでまだ本が出てない超・旬なアニメネタのエロなので行列が出来、萌えを心得た絵も達者なので、飛ぶように売りさばいて毎回ヘンに利益を上げている。そんなサークルさんが目立ってきました。ここ5、6年くらいの傾向です。
同人ならではの離れ技と認めるか否かは個々判断ですが、同人に甘えるのもほどほどにしましょう。私はもうこーいうのは買わなくなったな。
中には、B5/100ページ前後の本をオフセット、表紙マット加工フルカラーの本を、“たくさんの人に読んで欲しい”と大赤字200円で販売するサークルさんもいらっしゃる訳で、前述のようなラフ本を買うと、頑張ってる作家さんに何だか申し訳なくなってくるのよね。
(関連)
◇何千~何万部も刷るような大手サークルなんてのはどう言い訳しようが商売だろ? 「商売」してる所に「お客様」が来るのは当然だろ、馬鹿?
(オリジナルのブログが休止しているので、転記があった調天調書さんの該当日付をリンクしときます)
〓本日のぬこ動画。〓
◇黒猫の恋人はカラス


いわみちさくらさん初発行のぬこ同人誌「駄猫家族」の1作目。1997年発行。