日本では凶悪事件も少年犯罪も低減中。「有害情報」も「治安悪化」も全てウソ。だまされないで!


by kitaharak

カテゴリ:マスメディア( 43 )

 よく各大手新聞誌上に、読者による投稿欄がありますが。
 コレ、いまや自由に声を上げられるHP・ブログ・2ちゃんBBS全盛のご時世に、ありきたりな社会通念や手垢のついたPTA論しか載らないことが判りきっている新聞なんかに、せっせせっせと投稿するヒトたちって、ある意味2ちゃんねらーよりおめでたい電波かお花畑・厨房・消防・スイーツ脳なのかも。

 本当に、突っ込みどころ満載のあったか脳ミソゆるゆる状態の投稿とかも結構あって、『こんなのネットや2ちゃんならボッコボコでしょうに(笑)』と常日頃思ってたりするのですが、ちゃんとこのテのトンデモ投稿記事を“痛いニュース”としてメッタ打ちにするブログBBS、あるんですね。

 コレなんか、朝日新聞へあまりにもお花畑な投稿をしでかし、しかもこともあろうか採用されてしまった52歳の主婦を名指しでボコボコ!という、なんとも清涼飲料のごとし爽やか痛ニブログでございますが(このネタ、週刊誌までが食いついてる!)。
 まぁ書いた側も、実はアカヒの自作自演だったりとか、名前も年齢表記も偽ってる投稿マニアとかだったりするので、想定内どころかむしろ高揚して浮かれてるのかも。

 じゃ、私もツッコミましょうかね。中日新聞2008年1月7日づけ朝刊に載ってた読者投稿。


【地域で協力し子供見守ろう 岡 里織 主婦35(三重県いなべ市)】
 先日、娘が通う小学校で親子地域防犯教室が開かれました。警察の方から犯罪や事故に巻き込まれないためにはどうすれば良いのか詳しく説明があり、模擬訓練も行なわれました。とても分かりやすくて子供にも理解しやすく有意義だったと思います。
 しかし、犯罪や事故はいつ、どこで起きるか分かりません。もし、娘が実際に不審者に襲われた時、的確に行動できるでしょうか。警察の人から教えていただいたことを思い出し、その場からうまく逃げたり、大声を出して助けを求めたりすることができるか不安になりました。
 凶悪な犯罪が後を絶ちません。子供たちを事故や犯罪から守るためには日ごろからよく話し合い、地域の人とのつながりも密接にすることが大切です。
 特に暗くなってから、1人で外出するのは危険です。やむを得ない場合は大人が一緒について行き、子供たちを見守っていくことが必要ではないでしょうか。



 ……あのさぁ。どうしてこういうメディアリテラシー観がゼロ、尚且つスイーツ脳系お花畑おばはんって、子供の犯罪被害に関しては“街の中にきっと潜んでいる変質者”ばっかりのせいにしたがるの?

 “子どもを狙った犯罪が急増”っていう風評、実は都市伝説だってこと、知ってるかね?しかも、子供の殺人被害・性犯罪被害の大部分は圧倒的に【親の仕業】だってこと、分かってんの?

 犯罪白書や犯罪データベース等で調べればすーぐ判ることなのですが、小学生女児(または男児)が性犯罪被害に遭った数は、1963年(昭和38年)が458件なのに対し、2004年は53件にまで減っています。8分の1以下!
 さらに、小学校就学前の幼女/幼少男児が被害に遭った数は1964年(昭和39年)が96件なのに対し、2004年はたったの1件まで落ちているんです。
 どんなに少子化が進んでも、性犯罪は大人側の問題であって、この場合加害者側の年齢層の人口数を考慮に入れなければなりません。よってこの急激な減りようは喜ぶべき……というか、唖然とする程の驚愕すら隠せないのでは?

 もう一度投げかけるよ。『娘が不審者に襲われる』『凶悪な犯罪が後を絶たない』『街中には誘拐犯や変質者ばっかりで今も子供たちが狙われている!!!』などと恐れおののく喧伝の根拠は何なの?

 登下校中の子供を狙った性犯罪・誘拐・殺人はここ50年間低減するばかり。また、近年急激に増加している、などというデータは、なんと、どこにもないんだってば!

 さらに、ここ数年、子供が殺人の被害に遭う事件については、どこぞの変質者の男の仕業ではなく、圧倒的に母親・義理の父親・近所づきあいのあるよその家のお母さん、せっかん死・虐待死・無理心中というケースの方が遥かに多かったんじゃなかったっけ?

 じゃー調べたろ。えーとえーと、警察庁のホームページ[平成18年の犯罪情勢]によるとH18年の子供(20才未満)の殺人被害は、トータル【156件】。内、親の仕業が【143件】!

 何が“街では変質者に気をつけろ”だ!ほとんど9割以上親がぶっ殺してんじゃねーか!!!!!(怒)いい加減な事言うなよ!!!


 てェことは、もっとも傾注するべき子供を襲う危険人物とは、その子供の親であって、“変質者から守るべく街の子供の活動を見張れ”という啓発コンセプトは、全く筋違いの的外れという結論に到らざるを得ないでしょ?ねぇ。

 “自分ら親たちの問題”という現実には目をつぶり、耳をふさぎ、『変質者が狙ってる』などという根拠も根も葉もない、都市伝説レベルの情報源に突如気炎を吐いてこぶしを振るい上げる。
 メディアリテラシー能力ゼロ、愚かで恥ずかしい感情論の塊、冷静明晰な分析力の欠如が甚だしいよ。

 これは、“母親”“保護者”“教育者”という子供殺し予備軍たちによる、責任転嫁のスケープゴート以外の何ものでもありませんね。

 で、政府・警察庁も、テレビ・新聞・週刊誌も、ごく一部の犯罪学者や教育学者(犯罪学者の浜井浩一さんとか、女性と子どもの人権保護問題活動家の森田ゆりさんとか、京都ノートルダム女子大学教授の藤川洋子さんとか)の冷静な論客を除き、なかなか“治安悪化は体感的な都市伝説である”という事実を指摘せず、ひた隠しにするのはなぜ?

 答えは簡単。その方があまりにも都合が良くて美味しいから。

 “子供がねらわれてる!今子供たちが危ない!”とやたらめったらウソついて騒げば、記事は売れる視聴率は跳ね上がる。きっずケータイは売れる防犯カメラは売れる防犯ブザーは品切れ起こす。政治家や警察が“凶悪犯に狙われている子供の安全を守れ!”と言えば支持は集まるわ票はうなぎのぼりだわ町内会合は押すな押すな。
 メディアリテラシー能力ゼロ、頭ン中お花畑の母親・父親なんかいとも簡っ単に操れて、たやすくラクチンにそいつらの上に立ち、甘い汁吸い放題だからなんですってば!

 今の子供たちにとって、街は安全です。昭和の時代の方が遥かに治安が悪かったんです。今の深夜コンビニやネットカフェなんか全然セーフティで、それより昭和30年代の薄暗い路地裏の方が遥かに危険だったに決まってるじゃないですか。

 いいかげんに“恐怖商人”に踊らされている悪夢から目を覚ましたらどうです?このあいだも『犯罪天国ニッポン!』『銃犯罪国家日本!』とか言って、TVタックルが数字欲しさに視聴者脅してがなりたててました。

 しかし、我が日本の平和指数順位は、世界121ヶ国中、第5位。G8中ではナンバー1です。

 まんまと暗示にかかって監視カメラやキッズ携帯、警報ブザー、下卑な週刊誌に散財するのは貴方の勝手ですが、その風潮を撒き散らし、蔓延させるのは、私は人間として看過できませんよ~。

 そうそう、日本列島を《口裂け女》が席巻した1980年前後、教育現場では集団下校や見回り対策を本気で行っていたそうです。
“子供を狙った凶悪犯罪急増!”という吹聴に本気で青ざめて慌てふためく浅慮な親達の醜態は、口裂け女やトンネル幽霊話におびえて児童保護対策案を出す当時の失態と、なんら変わらない次元の話なのです。

 それからそれから。ブログコメントのソースなのですが、『日本の治安は悪くなったと思うか』というアンケートには6割がYesと答えてしまうものの、『では、あなたの住んでる町内の治安は悪くなったと思うか』との問いにYesと答えた人は、たった1割。
 冷静に考えれるよう設問視点をちょいと変えてみれば、みんな治安悪化は幻想と気づかされる。面白い調査結果です。

 さらにオマケ。下の記事は中日新聞朝刊(2007/10/9)の記事から。いとも簡単に都市伝説レベルのデマ情報にパニック起こす母親たちの愚かさが露悪。コレって迷惑だなぁ~ショッピングセンターにとっても。しかもすぐ次の記事では親が2歳児虐待死させてるし……。
 親ってどーっして己が子供を殺す虞犯性を棚に上げといて、風評以下の不審者情報には突如一斉に大熱狂フィーバーするのかしら。
 要は、発掘あるある大辞典見た次の日にスーパーで血相変えて納豆買い占めたエンドユーザーの主婦連中が起こした騒動と、問題の禍根はいっしょですわ。メディアリテラシー能力が空っぽのスイーツ脳ならぬ【あるある脳】とでも呼ぶべきか……。
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by kitaharak | 2008-01-12 21:03 | マスメディア
 観ました……?日曜の夕方6時に日本テレビでやってた、【開局55年報道特別企画ACTION 日本を動かすプロジェクト】

 客寄せパンダ的芸能人パネリストも先頭に座らせ、あと後ろを半周するように、ずらずらずらずら~~~~~~っと日本テレビ報道スタッフがコロシアムみたいに連綿と構え、そして各司会者・アナウンサーが下世話なテレビドラマみたいにカメラ目線で髪をなびかせる、己のジャーナリズムぶりに悦に入るようなキモいデモンストレーションジングルまで撮って。アンチ日本テレビ派としては虫唾走りました。

 なんかアレ、報道番組というより、完全にグループナルシズムの権力酔い。鼻につく選良意識(自分は選ばれし特別な人間、世界を操作するべく生まれた偉大人、などとおもいあがること)むき出しも甚だしいです。
 あんたたち、なんか勘違いしてるよ。完全に。
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by kitaharak | 2008-01-07 19:06 | マスメディア

キリスト教のエゴイズム

 長崎佐世保のスポーツクラブの銃乱射事件発生から結構経ちましたが、その犯人、馬込政義容疑者及びその家庭がキリスト教信仰者だった……にもかかわらず、キリスト教及び宗教思想自由への見直し・規制・禁止案が出てこないのはなぜなのでしょうか。

 キリスト、イスラムをはじめ、あらゆる“宗教”が人々の価値観に偏重をきたし、信仰をよすがに他人の権利を奪ったり、殺戮したり、戦争を引き起こしたりしている事実は、世界的に鑑みて明白です(犬は不浄だとか、女は不浄だとか、同性愛は死罪だとか、信じないと地獄ゆきだとか、他にも牛食うな豚食うなタコ食うなくなイカ食うなetc.,etc.……)。
 宗教の教義ゆえにそれに外れた者は脱落者のように感じ、そこから犯罪に走る例も少なくありません。

 しかし、今回の騒動においてテレビ・新聞は、全くキリスト教の問題を俎上に乗せることはせず、宗教の危険性にも一切触れていませんね。

 もし、容疑者の車や自宅から事件と似た内容のアニメや映画のDVDが1本でもこぼれ落ちてこようものなら、たちまち作品名指しの上ヘッドラインに掲げ、ソフトへの集中砲火が始まるというのに。
 しかも該当のアニメ放映キー局やスポンサーは、“文句が来るならやめちまえ”と、忽ち放映中止処置で臭いものフタしてしまう今の風潮。

 『事件と全く関係なし!ナンセンスないいがかり!健全な娯楽作として自信をもってうちは放映している!』と一枚岩の姿勢で毅然と作品やクリエイターを守るべき立場でありながら、放送局ってホントにトカゲの尻尾斬りきりみたいに、バサッと切断してゴミバケツに放り込んでフタして世間様に差し出すような真似するんですよね……。かの「ひぐらしのなく頃に」「スクールデイズ」の件のように。

 弱いものしか叩かない。所詮マスコミはそういうものなのです。

 尚、容疑者の母親は事件直後教会で泣きながら懺悔したそうですが、告解とやらで救われるのはその母親だけであって、今回の事件で絶命した方々が救われる事はありません。それが身勝手なキリスト教の本質的エゴイズムです。
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by kitaharak | 2007-12-23 09:37 | マスメディア