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by kitaharak

『児童に対する性的搾取及び性的虐待はどうしたらなくりますか?』

 先日、準児童ポルノについて(疑念を感じるスタンスで)学校で論文を書く予定という学生さん(女子高生の方)からお問合せを頂きました。そのいくつかの質問項目の中で、

『児童に対する性的搾取及び性的虐待はどうしたらなくりますか?』

 というものがありました。

 私なりに頑張って真摯に回答させて頂きましたので、こちらにも私の考えとして発言させて頂きます。

◇       ◇       ◇


 児童への性搾取・虐待の最たる原因は2つあります。ひとつめは「貧困格差」で、ふたつめは「歪んだ優越関係」です。

 特に途上国における子どもの売買は、貧困格差に起因しています。

 本来、自分の子供を嬉々と奴隷として悦び勇んで売り飛ばす親など、いるはずがありません。心身共に飢えて病む、今日の食にも貧困する極めて逼迫な家庭の事情から、やむを得ず愛児を売り渡す状況が、人身売買の最たる禍根になっています。

 世界情勢も絡んだスケールの大きい話になりますが、この問題を解決するには、途上国の貧困の撲滅が最重要課題となるでしょう。
 例えば、G8のような発展国が協力し合い、貧困国各地に学校を創設してその国の教育水準を上げたり、その土地に合致した農作技術を村人たちに啓蒙・敷衍させたり、等。
 手に職、学を身に付けさせ、労働力を上げ、その国の経済と文化を発展させることです。


 また、他の発展国とも比べて圧倒的に少ないながら、日本で性虐待が起きる場合、親から子へ、教師から生徒へ、施設の管理者から児童へ……という、閉鎖的な空間における、権力者から抗う力のない子どもに向けられて、起きてしまっています。これが「歪んだ優越関係」です
 この場合、「加害者を取り締まりましょう」とか「大人たちにもっとモラルを問いましょう」、という指針は、意味がないでしょう。暴力団事務所や刑務所の受刑者に“犯罪はダメですよ”と説教してまわるのと同じくらい、無意味な政策です。

 被害者対象である児童に、“自分らには虐待行為を拒否し、訴える権利がある。例え相手が父親や母親、親類、教師であっても、法的に罰することができる”という、自分達の持つ人権についての教育を学ばせる必要性があります。
 これはある程度教育現場で実行されつつあり、人権について児童が学ぶ絵本まで数多く出版されています。
 しかしどの教材も海外の性虐待のケースからに防止策を講じた意訳ものばかりで、文化も治安の質も大きく異なる日本ではそぐわないことが多いの現状。日本の文化や現状に沿った人権意識教育の教材整備が待たれます。

※例えば、こんな人権絵本見たこと無いですか?
 『7歳の少女ミリアムは「体を拭いてあげるよ」とベビーシッターのデイリーさんに裸にされました。とても恥かしくても断れません。なぜならデイリーさんはいい人だからです。でも勇気を出して叫びました。「いや!やめて!」』
 ……なんじゃこりゃ?日本と文化違いすぎてイマイチピンとこないんだけど??少しは日本向けにアレンジしてよ、みたいな。


 一方、2008年4月に愛知県名古屋市瑞穂区で、スケートのコーチが教え子の女子中学生を強姦する事件がありましたが、これは被害者側の少女に人権意識が強く、決して泣き寝入りせずコーチを訴えることができたがため、発覚した事例と言えます。
 もし教師の強権が絶大で且つ生徒側の人権意識の弱い20年前の時節なら、この被害は闇に葬られてしまったことでしょう。

 必要なのは、児童への“人権意識の教育”であり、それによる加害者への法的刑罰、ひいては“歪んだ主従関係が生む、親教師による子どもへの暴行は犯罪であり、厳罰に処される”という社会意識の向上です。


 宗教団体が政治家に献金包んで、性犯罪撲滅の美名をよすがに、ポルノ漫画やティーングラビアを禁止させようとしていますが、スケートコーチの逮捕や被害防止に、そんな法改正は無意味で役立たずであることは、言うまでもありません。
 同様に、一部PTAや政治家たちが準児童ポルノだと散々騒ぎ立ててコンビニのHマンガを叩き潰しても、人身売買の横行する途上国の飢えは、全くなくなりません。


 また、「不審者に気をつけて!」「知らない人に声をかけられたら叫んで!」と、“子どもをねらった不審者”の脅威ばかりに腐心する教育現場が横行していますが、実際に不審者による児童への被害は大変に稀で、児童への被害は圧倒的に親族の手による事例で占められています。

 例えば、未成年への殺人被害統計数を抽出すると……

■2008年 (5月の時点)
・不審者・知障による子供殺害……1人 (被害者19歳女性、出会い系)
・親による子供殺害……60人

■2007年
・不審者・知障による子供殺害……0人
・親による子供殺害……136人

■2006年
・不審者・知障による子供殺害……1人(被害者男児、加害者妻子もち中年)
・親による子供殺害……158人


※実際の警察庁のHPに掲載されている統計から抽出されたもの

 『子どもたちの命を脅かしているのは、母親・父親であるあなたたちです!』
 という真実に耳を塞ぎ、、
 “街の変質者からを子どもを守りましょう”
 というスケープゴートを標榜した方が、支持も支援も団結も献金収集も、遥かにたやすいのは想像に難くありません。
 しかし、親との対立を避けてばかりいては、子どもの保護も、教育も、健全育成も、最終的にはぐくむことはできないでしょう。 
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by kitaharak | 2008-07-29 21:08 | 規制反対