日本では凶悪事件も少年犯罪も低減中。「有害情報」も「治安悪化」も全てウソ。だまされないで!


by kitaharak

愛知県の気味の悪い“環境浄化”推進案のパブコメ募集

「あいち子ども・若者育成計画2010(仮称)」(案)に対する意見を募集

 愛知県が30才未満のネットを禁止する条例案を通そうとしている、と騒然となった“計画案”のパブリックコメントです。

 計画案の全て精査したところ、東京都漫画弾圧条例案のように強権的焚書令ではない“推進運動”にとどめてはいるものの、「リセットできるゲームで命がおざなりになり、凶悪犯罪が増えている」等、噴飯モノの環境誘引説や、環境浄化推進・フィルタリング推奨など、鼻持ちなら無い各提案に虫唾走るものが。

 最たるポイントはインターネットやゲームソフトに矛先を向けた環境浄化推進論と、フィルタリング信仰論。反対パブコメはこの辺にに重点を置くと良いでしょう。

◇パブコメ送り先⇒syakaikatsudo@pref.aichi.lg.jp

 締め切りは2月19日(金)。ご協力の程を宜しくお願いいます。もちろん、愛知県民以外の方からのご意見送信もかまいません。

 どうかご協力宜しくお願いします。

 参考までに、当方が送ったコメントを記載(あくまで参考に。コピペ送信は×ですよ)。


●フィルタリングの推進も義務化も、断固反対!

 ケータイ及びインターネットのフィルタリング推奨には、全面的に反対申し上げる。

 いじめも非行も暴力も昔からある問題で、むしろ昭和時代の方が今より深刻であった。ケータイやネットの情報を締め上げれば解決する問題ではない。子供たちにはリテラシー能力を教育するべき。
 子供の火遊びを防ぎたいなら、いちいちライターやマッチやガスを禁止するより、使うことの教育を。
 刃物沙汰を防ぎたいなら、カッターナイフや調理包丁を取り上げるより、教育及び基本的な使用方法を。
 自殺を防ぎたいなら、ガケや樹海を切り倒したり縄を規制するのではなく、本人のと生活向上ケアを。

 フィルタリングなる“情報の遮断”こそ、もっとも誤った政策。アダルトサイトの振り分けならブラウザ設定でも十二分に対処できるというのに、何の問題も無い学者のブログや掲示板、エイズや同性愛人権問題のサイトがフィルタリング導入で開けない実態。これら由々しき弊害を鑑みれば、フィルタリングの導入こそ青少年の健全育成を阻害するものである。
 もっと極端で世界的な例を挙げると、“捕鯨”を検索すると、日本の捕鯨の正当性を訴えたサイトがフィルタリングされ、海外のシーシェパードのサイトが先頭に来る。
 「赤ずきんちゃん」の結末が変えられ、狩人さんと狼が握手してニコニコ和解している、その方がよっぽどゾッとするような嘘八百の結末しかフィルタリングで見られない。
 “フィルタリング”とはそういうもの。価値観の統制。子ども洗脳ソフトなのだ。


●「有害環境」などという勝手な定義づけについて

 警察庁発表の犯罪統計での戦後殺人認知件数が、2009年戦後最小を更新。加えるに、強盗・殺人・強姦などの少年犯罪刑法人数は、少年人口比率で昭和30年代と比べて現在は7分の1までに減少。

 にもかかわらず、

「残虐な暴力シーンや露骨な性描写を掲載する雑誌やゲームソフト等の氾濫」
「出会い系喫茶やゲームセンター、カラオケボックス等深夜営業の施設を安易に利用して性被害にあうケースの増加」

 などと、“若者を取り巻く社会環境の悪化が進んでいる、ネットやゲームなどの不良因子を浄化せよ”という牽強付会な理屈は、嘘・妄執・妄言も甚だしい。
 青少年環境悪化論には裏づけも説得性もとぼしく、また雑誌やゲームソフトのせいで青少年の犯罪が増える、などという環境誘引説には科学的根拠も統計論拠もゼロ。

 むしろ個人の思想や趣味の自由が認められる現代こそ、青少年健全育成にとっての理想的な環境なのだ。

 にもかかわらず、“出会い喫茶をつぶせ”“雑誌やゲームソフトを火にくべろ”などと、見苦しい老害政策・焚書政治もはなはだしく、児童保護論をタテにしたおためごかしにも程がある。

 また、カルト宗教団体やヒトラー政策のユダヤ人種虐殺の際に多用された“浄化”という用語を、
 「浄化、浄化、青少年の環境浄化!」
 などと嬉々として繰り返し使っているこのあつかましい姿勢に、県の役人たちの思い上がった姿勢と浅ましい視点が大いに伺える。


●口を開けば「スポーツ、スポーツ、スポーツ万歳!」脳まで恥ずかしい筋肉バカ

 異常なまでにスポーツ振興に固執した政策に関しても、読んでいて背筋が寒くなった。

 青少年問題を何でもスポーツで解決する、その老害明治アタマの推進課の筋肉バカ人員を総じて入れ替えるべきだ。スポーツの苦手な子どもをドロップアウトさせ、劣等感を負わせるスポーツ信仰は危険極まりない。加えるに、スポーツ部での暴力、いじめ、セクハラ、レイプ等粗暴犯罪率の高さこそ問題視すべし。

・青少年へのスポーツ美徳の価値観のおしつけ。
(スポーツができる⇒優秀、スポーツが苦手⇒トロいやつ、という子どもたちへの曲がった価値観の植え付け)
・体育の苦手な子どもから漫画やゲームを無理やり取り上げてスポーツを強要。
(ドロップアウトの原因)
・スポーツの成績の良い者にまがった優越感と虚栄を植えつける。
(暴力連鎖の最たる原因)

 これら価値観の偏ったスポーツ信仰こそ、青少年育成に有害的な環境なのだ。


●いじめの原因と解決策

 いじめの解決策として“キミはひとりじゃない”“話をきいてあげる”などと、夢想的な空論が展開していたのには噴飯した。
 いじめの加害者は人権侵害や犯罪を行いたくて実行しているのではない。「正義の鉄槌」「集団内のリーディング」と嬉々として粛清を遂行しているのだ。
 あんな超キモい奴が同じ学校?同じクラス?うわ信じられんねー!絶対許さん。奴を叩けば拍手喝采、クラス内で自分の株は急上昇。だから集団リーダーによる加害は加速してゆくのだ。
 もし被害者をかばって与しようものなら、一斉にクラス中の矛先が自分に向く。たちまちヒエラルキーは最低ランクに堕ち、その生徒と同じ暴力と誹謗の被害が砲火される。
 みんなでいじめをとめよう、やめさせよう、なんて軽々しく口走る大人がいかに浅はかか。

 いじめの被害が起こったら、まず早急に被害者・加害者を隔離すること第一の喫緊。たとえば距離の離れた避難場所や施設で、長期間学校から離れて勉学ができるような保護施設の制度の設立が理想である。
 第2に、子どもたちへの法律の教育が必須である。暴力や人権侵害の加害は法によって裁かれる罪悪であり、時には己の家族の家計が傾くほどの刑事責任や賠償責任が問われることを、子どもたちの心情に叩き込むべきである。
 例えば相手を気まぐれに殴り倒して苦しむ姿を笑いものにすれば、それだけで家族全員が家を追われ、親は職を失い、自分は高校にも大学にもゆけず、一家全員で借金を抱えて路頭に迷うことすらありえる……という、抗いようのない国家的法律下に自分等が暮らしている事実を、子どもたちに教え込む教育が、今の学校には欠けている。
 間違っても、いじめなんて最低のゲスがやることだーいじめはカッコ悪いーみんなでとめようぜ、などと目を輝かせた大人が子どもたちに説いてまわるような愚行は絶対にしないこと。


●児童買春・児童ポルノ禁止法の取り締まり推進策について

 児童保護法益に基づいたはずのこの児ポ法には致命的な欠陥があり、例えばなんの虐待性の疑いのないティーングラビアアイドル誌や、昭和の古き良き学園映画の高校生ブルースシリーズのようなソフトコンテンツが過剰な取締りの対象となり、表現自由、経済活動を大いに阻み始めている。
 その一方で、おなかに油性マジックで「豚、死ね」と母親に書かれて飢え死にした男児や、毎晩義理の父にいたずらされている少女を、救い出すことはできない。
 自由な表現であるはずのポルノコンテンツがお縄になり、一方でドメスティックな子どもへの虐待が潜在したままなのだ。
 一部民主党議員や社民党が、現行の児童ポルノ法を廃止して「児童虐待防止法」を新設すべき、と案ずるのも、まったくむべなること。県としてできることは、児ポ法の廃止案と虐待防止法の新設を、国に強く進言することだ。


 総論的には、今回のあいち子ども・若者育成計画2010は、ほめられる部分は殆どみあたらない。せっかく“メディアリテラシー教育”についてふれておきながら、何の本質も理解できていないようなフィルタリングソフト推奨説がダラダラ続くという情けない始末。ネットでの悪評には誇張もあったものの、猛反発の反応しか得られないのも無理もないのだ。
 
 推進課の人員を入れ替え、誤りと根本を見極め、同案を初めから練り直すことを要求する。


〓本日の動画特集。〓

 今日はレトロゲームマシン特集でも。え?パックマンとかインベーダーとかじゃないのかって?ちっちっち、甘い甘い。

1933年製野球ピンボール(ちゃんと出塁・ホームインするもんね)
1920年代のダックハントマシン(文化の違いを感じる…)
1932年製のディガークロー(今のクレーンゲームのことね)
1920年代のサッカーマシン(なぜか人形がみんな微妙にポーズ)
1958年製「スキルロール」(これ日本は新幹線10円玉ゲームとしてパクりました)
アヤし過ぎる1904年製マッサージコインマシン(……なぜマッチョマンの手?)
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by kitaharak | 2010-01-29 10:26 | 規制反対